土鍋-映画備忘録

ごく平凡な社会人の映画日記!時々音楽の話

《Dinner ダイナー》

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〈監督〉蜷川実花

〈キャスト〉藤原竜也玉城ティナ窪田正孝本郷奏多武田真治斎藤工佐藤江梨子金子ノブアキ小栗旬土屋アンナ/真矢ミキ/奥田暎二 etc…

〈あらすじ〉日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまったオオバカナコは、ボンベロに買われダイナーでウェイトレスとして働くことになる。元殺し屋で天才シェフのボンベロが君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、個性的すぎる殺し屋たちが次々とやって来る。

 

平山夢明原作の小説を、「さくらん」ヘルタースケルター」などの色鮮やかでトンがった作品達を手がけてきた蜷川実花が実写化した映画!

まず目を惹かれるのが、やっぱり奇抜なビジュアルデザインだよね!

役者達の見た目、衣装は勿論のこと、舞台道具や食事の見た目にまで、素晴らしくこだわり抜いている!

蜷川実花の映画はどれも鮮烈な印象を受けるけど、この作品も全くその通りで、舞台上のあらゆる色彩という色彩がオーディエンスの感覚を狂わせていたに違いないね…。

そして怪しげな殺し屋達を演じる役者達も、概ね良かった印象を受けたよ。

特に本郷奏多の演技は独特な不気味さを醸し出していて、彼が画面に映る度に心臓がバクバク鳴ってしまった…素晴らしい!

アクションの質に関しても、監督作初めてとは思えない出来栄え。撮影スタッフもかなり頑張ったに違いない…。

アクション中にもスローで美麗なカットを挟んできたりするのが、ただのエンターテイメントではないことを感じさせるよ。

基本店の中でのみ話が展開するから、脚本の駆け足具合もあまり気にならなかったね。

 

満足度は75点!