《ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド》
《監督》クエンティン・タランティーノ
《出演》レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー/アル・パチーノ/バート・レイノルズ/ダコタ・ファニング/ジェームズ・マースデン/ルーク・ペリー/ティム・ロス/マイケル・マドセン/カート・ラッセル/エミール・ハーシュ
《あらすじ》1969年のハリウッド。ベトナム反戦運動、ヒッピー、TVの台頭など、時代は変わりつつある中、かつての西部劇スターのリック・ダルトンは自分でも人気のピークが過ぎるのを感じていた。頼みのTVシリーズも打ち切りになり、やってくる役は悪役ばかり。彼を支えるのはリックのスタントマンで付き人のクリフだけだ。そんな中、隣に新進気鋭の監督ロマン・ポランスキーと女優のシャロン・テート夫妻が越してくる。ハリウッドの明暗を分ける2組だが、ある事件が起きる。
"昔々の"ハリウッドを描いたクエンティン・タランティーノのスリラー作品!
"シャロン・テート殺害事件"という、ハリウッドの闇を代表する問いかけに対し、タランティーノが導き出した"解答"とは…?
まさに映画好きが映画好きの為に描いたと言っても過言では無いくらいの、溢れんばかりの映画愛がこの映画には詰まっている!
小道具、背景、衣装、そして空間そのものまで、ありとあらゆるに"昔々のハリウッド"要素を余すところなく仕上げているのは、一言に愛と片付けてしまうのが勿体ないくらいだ!
落ち目の俳優リック・ダルトンを演じるのは、名優レオナルド・ディカプリオ!
まるでフィクションの中の人物とは思えないリアリティ溢れるエモーショナルな名演技を魅せてくれた!
何より最高なのが、タランティーノ独特の台詞回しの応酬だ!
乱暴な言動の中にちょいちょいユーモラスな表現が入り、登場人物の会話を聞いているだけで、なんだか間の抜けた笑いが込み上げてくる!
そして宣伝文句の通り、ラスト13分!
ここ一年で群を抜いて痛快なラストシーンだった!是非、お見逃しなく!
満足度は85点!